すそわきが治療のご紹介

すそわきがについて

“すそわきが”は、主に陰部周辺で発生する体臭の一種です。この状態は、アポクリン汗腺が活発になることによって発生します。アポクリン汗腺は、脇の下、乳輪周辺、陰部などに存在し、特に思春期以降に活動が活発になります。すそわきがの臭いは、アポクリン汗腺から分泌された汗が皮膚表面の細菌と反応することで発生します。

すそわきがの治療法にはいくつかの方法があります。最も一般的なのは、デオドラント製品の使用や適切な衛生管理です。しかし、これらの対策だけでは不十分な場合、医療的なアプローチが必要になることもあります。その例として、ボトックス注射や手術による汗腺の除去、レーザー治療などがあります。また、最近では、ミラドライのような非侵襲的な治療法も選択肢として注目されています。ミラドライは、マイクロ波を用いて汗腺を破壊し、臭いを減少させる方法です。

ただし、すそわきがの治療には個々の状態に合わせたアプローチが必要です。自分に適した治療方法を見つけるためには、皮膚科や美容外科などの専門医に相談することをお勧めします。また、治療を行う前に、潜在的なリスクや副作用についても十分に理解しておくことが重要です。

電気凝固法

電気凝固法は、すそわきが(陰部の腋臭症)の治療方法の一つです。この方法は、陰毛の毛穴一つ一つに針を挿入し、高周波電流を流してアポクリン汗腺(臭いを発生させる汗腺)を凝固させ、焼却します。治療は通常20~30分程度で完了し、効果を実感するためには2回程度の治療が必要とされます。

電気凝固法のメリットは、メスを使わないため傷跡が残らず、ダウンタイム(治療後の回復期間)がほとんどない点です。また、汗腺のエクリン線(臭いのない汗を分泌する汗腺)も凝固させるため、汗の量も減少させることができます。

しかし、すべての治療方法にはリスクや副作用が伴う可能性があるため、電気凝固法を検討している場合は、専門医と十分に相談し、個々の状態に合った適切な治療法を選択することが重要です​

皮膚を切らないミラドライによる「すそわきが治療」


ミラドライは、ワキガ、すそわきが、多汗症などの治療に用いられる非侵襲的な方法です。この治療は、皮膚を切らずに特定の周波数のマイクロ波を使用して、汗腺を破壊し、臭いや過剰な発汗を抑えることを目的としています。ミラドライは、エクリン腺(発汗をコントロールする腺)とアポクリン腺(ワキガの原因となる腺)の両方に効果があります​​。

ミラドライ治療は一般的には保険適用外の自費診療となるため、費用は全額自己負担となります。また、治療は医師または看護師によって施されるため、施術を受ける際は施設の資格や経験を確認することが重要です。

すそわきが治療 料金

すそわきがの治療に関する一般的な料金は、治療法によって大きく異なります。
“I”ゾーンや”O”ゾーンのみの治療の場合、それぞれ約220,000円(税込)、”V”ゾーンのみの治療は約330,000円(税込)、”V+I” エリアの治療は約440,000円(税込)となっています。さらに、VIO全体の治療(すそドライ)では約550,000円(税込)が必要です​​。

料金はクリニックによって異なるため、実際に治療を検討する際には、直接クリニックに問い合わせて詳細を確認することをお勧めします。また、治療法によっては複数回の治療が必要な場合もありますので、トータルの費用も考慮する必要があります。